PRESS RELEASE

価格下落の中でサンテックと提携するPhono Solar

2012-05-10

国営ソーラーモジュールメーカーのフォノソーラーテクノロジー社は、供給過剰と価格下落が利益を圧迫する中で、サンテックパワーホールディングス(STP)と太陽光ビジネスでチームを組むことで合意しました。


Phono Solarの蔡済波社長は電話インタビューで、「太陽光発電所を共同で開発する機会を求めていきます」と述べました。「パートナーシップは、両社の利点を補完します。サンテックは最大の結晶モジュールメーカーです。」


蔡氏は昨日、「単にモジュールの生産をするだけでは激化する競争と不合理な価格設定に直面してしまう」ため、Phono Solarはプロジェクト開発方面に多様化していると述べました。同社は今年、中国東部の江蘇省と山東省、北西部の新疆ウイグル自治区に50メガワットの太陽光発電所を開発する計画です。


太陽光発電メーカーは、欧州各国政府が補助金を削減する中、供給過剰に苦しんでいます。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンスによると、モジュール価格は1ワットあたりで50%近く下落し、85USセントになりました。


蔡社長は、Phono Solarは、毎年450メガワットのモジュールの生産能力がある、と語りました。南京市に本拠を置く同社は、海外の米国とギリシャで太陽光発電プロジェクトを開発する計画です。


蔡氏によると、同社は1年前の約300メガワットから35%の出荷増加を見込んでいるということです。中国は今年のPhono Solarの出荷の20%を占め、2011年の2倍以上になるだろう、と彼は語りました。


Phono Solarは4月にドイツのSYBAC Solar AGに対して、5年以内に500メガワットのモジュールを3億ユーロ(3億8800万USドル)で供給することに合意しました。この協定に基づくモジュールはドイツ、フランス、米国のプロジェクト向けです。


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